山並みのまにまに

中世六古窯の“やきもののまち” 信楽は日本最古の茶園のひとつ朝宮茶のまちでもあります。日本の生活と文化を支えてきた“やきもの” と“茶”その二つの宝物をもとめて奈良から近江へ抜けるこの里山へあまたの人々が訪れ様々な文物が交換され日本の文化は発展してきました。

セラミックが宇宙を飛ぶ時代になっても私たちの生活の基本は弥生時代からほとんど変わっていません。信楽の町並みも“やきもの” や“茶”を作り生活するために自然の理にしたがって営々と築かれ、国際陶芸都市として世界に知られるまちとなった今日も往時の面影のまま生き続けています。
『信楽まちなか芸術祭』はこのまちだから残すことができた「自然と人と創造」のかたちを、歩き、触れ合い、味わい全身で感じていただける地域の特性を生かした等身大のイベントです。

「 新しさと便利」をもとめ変化し続ける近代文明の大きな岐路でデザインという言葉が生まれる以前の「ものつくり」のあり方を鎌倉時代からのシリコンバレー Shigaraki で考える機会を持つことは国際陶芸都市の大切な役目です。大きな川の流れは止まって見えます。みなさんと最初の一歩を踏み出したいと思います。

第2回信楽まちなか芸術祭テーマ 陶とまち-発見と創生-

信楽に暮らす私たちにとっての原風景/ 日常の営みの風景は、外からこの地を訪れる方々にとっては、「非日常」に満ちているのではないでしょうか。

その「非日常」の情景にこそ、このまちの本当の豊かさがあるのではないでしょうか!
今回私たちは、「信楽」にこだわってみました。このまちに暮らし陶器と関わり合う私たち自身が、改めて「陶」と「まち」に向き合ってみることで、土地柄が育んだ魅力ある「日常」を見ることができると思います。信楽に住む私たちが考える、等身大の「今までの信楽」「信楽の今」「これからの信楽」を来て頂く方々に見て感じて頂ければと考えています。

先人より受け継がれてきた暮らしの風景と文化を再認識し、まちに訪れて下さる方々と共に、そこにしかない個性あるまちの姿を「発見・創生」していきたいと思います。

その土地に暮らし/訪れる人々の営みが、輝いている瞬間をめざして。

会期 2012 年10 月1 日(火)~10 月20 日(日)
会場 信楽まちなか、滋賀県立陶芸の森 他
主催 信楽まちなか芸術祭実行委員会
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